こんな人にオススメ!!
- トマトの原産地を知りたい
- 野生のトマトについて知りたい
1.トマトの原産地は南米!!
トマトは「南米」から来ました
そうです。南アメリカです。
南米のペルー、エクアドル辺りだと言われています。
ペルーといえばマチュ・ピチュ、エクアドルといえばバナナですね。
南アメリカの太平洋沿岸にはアンデス山脈が広がっています。
アンデス山脈は全長7,500km、標高7,000mの山がある世界最長の山脈です。
そんな環境に野生のトマトは生えているそうです。
では、こんな場所に生えていたトマトはどうやって日本にたどり着いたのでしょうか?
※実はトマトの野生種はメキシコでも発見されているようです。なので中米~南米太平洋沿岸と考えていた方が正確かもしれません。
2.トマトはヨーロッパを経由して日本に来た!
南米にいたトマトはヨーロッパを経由して日本に来ました。
太平洋を渡る方が近そうですが、現実は違ったようです。
正確なルートは
南米~メキシコ~ヨーロッパ~日本
南米にいた野生のトマトはまずは鳥、人によってメキシコへ渡りました。
15世紀、ついにトマトはヨーロッパへ渡ります。
そのキッカケになったのが皆さんもご存知、コロンブスの新大陸(アメリカ大陸)発見だと言われています。
コロンブスが海を渡って以降、多くのヨーロッパの人々がメキシコへ渡った結果、トマトがヨーロッパに広まりました。
そして17世紀、ついにポルトガル船によって日本に渡ってきました。
つまり、トマトは太平洋を横断したのではなく、ヨーロッパ経由で大陸を渡ってきたんですね。
では、野生のトマトはどんな姿なのでしょうか?
3.野生のトマトは小指!!
野生のトマトは小指くらい小さいです!
野生のトマトは1~2cm程の大きさです。小指の第一関節ほどの大きさですね。
色は赤、緑、オレンジ、黄など様々です。
種によっては毒を持つトマトもあります。
もちろん、甘くて美味しいトマトもあります。
ですが、その多様性、謎の多さからか、ヨーロッパへ渡ってから200年もの間トマトは食用ではなく、観て楽しんでいたようです。
4.まとめ
今回のポイント
・トマトは南米の太平洋沿岸ペルー、エクアドル辺りに自生している
・野生のトマトは南米~メキシコ~ヨーロッパ~日本の順番で渡ってきた
・野生のトマトは丸くて小さい、種によって色が異なる。全て美味しいわけではない
今回はここまでです。
著作権上、野生のトマトの写真を多く掲載出来なかったため興味ある方は下記のキーワードで検索してみてください。
※Googleの検索結果にとびます。
では!!
・参考文献
篠原 温.野菜園芸学の基礎.農文協.2015.198p藤田 智.
NHK趣味の園芸 12か月 栽培ナビ16 トマト.
NHK出版.2021.95p
・参考サイト
田淵 俊人.“トマトの魅力と機能性を探る”.玉川大学.2021-11-12
KAGOME.“トマト大学 文学部”カゴメ株式会社.2021-11-12